寒い冬を快適に過ごすための必需品「暖房器具」。
快適な室温を提供しながらも、使い方によっては「室内の乾燥」という新たな問題を引き起こします。
この記事では、暖房を使用しながらも適切な湿度を保つ方法から、暖房器具の種類ごとの加湿のポイントや、最適な加湿器の選び方、さらには加湿器がない場合の代替方法まで、幅広く解説しています。
また、睡眠時の理想的な室温と湿度についても触れており、冬の健康管理に役立つ情報もあります。
この記事を読んで、冬の室内環境を快適に保ちながら、健康的な生活を送りましょう!
加湿器の必要性
暖房の室内環境への影響
冬の寒い日に、エアコンなどの暖房器具を使用される方は多いかと思います。
その暖房器具の使い方によって、室内環境の快適さが大きく変わることを知っていましたか?
暖房器具の使用は、室温は上げてくれますが、同時に室内の湿度を下げて空気を乾燥させてしまうのです。
この「乾燥した室内」は、肌が乾燥するなど様々な体の不調を引き起こすと言われています。
室内で快適に過ごすためにも、暖房器具を使用しながら湿度を保つことがとても重要になります。
暖房を使用しながら湿度を保つ方法
暖房器具を使用している室内で湿度を保つ方法、
それは、加湿器の併用です!
暖房器具と加湿器を併用することで、適切な湿度を保つことができます。
暖房器具を使用する際は、快適に過ごせる室内湿度になるように加湿器も一緒に使いましょう。
暖房器具に合った加湿器の選び方
暖房器具の種類と加湿のポイント
暖房器具にはエアコンやオイルヒーターなど様々な種類があります。
エアコンは効率的に部屋を暖めることができますが、乾燥しやすいです。
一方、オイルヒーターは空気を乾燥させにくいという特徴がありますが、部屋全体を暖めるのに時間がかかります。
ガス・石油ファンヒーターは、熱と同時に発生する水蒸気により、エアコンに比べて乾燥は少ないですが、風が発生するためオイルヒーターよりは乾燥しやすいです。
空気の乾燥 | 部屋の暖め | |
エアコン | × 乾燥しやすい |
〇 速く暖まる |
ガスファンヒーター 石油ファンヒーター |
△ やや乾燥しやすい |
〇 速く暖まる |
オイルヒーター | 〇 乾燥しにくい |
△ 時間がかかる |
地域によって多少異なりますが、秋や冬の季節は、気温の低下によって乾燥しやすい時期になりますので、どの暖房器具を使用する場合であっても、加湿するのが良いですね。
加湿器の種類と選び方
加湿器には主に「スチーム式」「超音波式」「気化式」「ハイブリット式」の4種類あります。
それぞれ加湿力や電気代、手入れのしやすさといった点でメリット・デメリットがありますので、部屋の広さや使用する暖房器具の種類、生活環境を考慮して選ぶのが良いです。
- スチーム式:水を加熱して発生させた湯気、水蒸気で加湿する方式
- 超音波式:水に超音波を当てて発生させた霧で加湿する方式
- 気化式:水を含んだフィルターに、風を当てて発生させた水蒸気で加湿する方式
- ハイブリット式:上記を組み合わせた方式。「スチーム式+超音波式」「スチーム式+気化式」などがある。
加湿力 | 電気代 | お手入れ | 本体価格 | |
スチーム式 | ◎ 強い |
△ 高い |
◎ 簡単・衛生的 |
◎ 低価格が多い |
超音波式 | 〇 やや強い |
◎ 低い |
△ 面倒 |
◎ 低価格が多い |
気化式 | △ 弱い |
◎ 低い |
△ 面倒 |
△ 高価格が多い |
ハイブリット式 | ◎ 強い |
〇 やや高い |
〇 やや簡単・衛生的 |
△ 高価格が多い |
加湿器がない場合の代替方法
旅行先や出張先の宿泊施設・ビジネスホテルに加湿器が置いてなかった、という経験のある方もいらっしゃると思います。
そのような場合でも、簡単に加湿できる方法を2つご紹介します!
濡れたバスタオルを室内に干す
濡れたバスタオルを室内に干すことで、タオルに含まれている水分が空気中に蒸発し、室内の湿度を上げることができます。
枕元に干しておくことで、睡眠中の乾燥対策にもなりますので、もし宿泊先で乾燥が気になるようなら、ぜひお試しくださいね。加湿器ほどの力はありませんが、やるやらないで違いを感じられると思います。
浴槽にお湯をはって戸を開けたままにする
浴槽にお湯をはって浴室の戸を開けたままにすることで、お湯の蒸気で室内の湿度を上げることができます。
なお、宿泊施設では空気の循環・換気システムが稼働していることや、浴室と寝室が離れている構造であるなど、環境によってはあまり加湿効果を感じられない可能性があります。
睡眠時の理想的な室温と湿度
寒い季節の睡眠時の理想的な室温・湿度は、
- 室温:16℃~19℃
- 湿度:40%~60%
とされています。
人間は人生の3分の1を睡眠で過ごすといわれています。
その人生の3分の1の時間を、より質の良い時間にするためにも、暖房器具と加湿器による快適な睡眠環境で、心地良い時間(睡眠)を過ごしたいですね。
まとめ
今回は、暖房を使う際の加湿の必要性とその方法についてご紹介しました。
ブログ管理人の私自身、加湿器を使い始めてから、冬の室内環境がかなり快適になったと感じています。色んな種類の加湿器を使ってみて、私の生活環境では、”加湿力”と”手入れのしやすさ”重視の「スチーム式」が一番相性が良かったです。(ですので、おすすめを聞かれるといつも「スチーム式」と言っています)
ぜひ参考にして、快適な冬の室内環境を作り上げ、健康的な生活を送ってくださいね。
暖房と加湿器で快適な冬を!
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